古銭って、古いお金のこと?

古銭とはいつの時代のものか

古銭とは、文字通り古い貨幣のことです。過去に使用され、現在は使用されていないものを指します。 日本では、古くは飛鳥時代の和同元年(701)に発行された和同開珎がありますが、江戸時代以前の貨幣は博物館などに収蔵されており、手に入れることはほぼ不可能でしょう。現在個人で入手できるのは、幕府が貨幣制度を統一し、安定的に鋳造するようになった江戸時代以降のものがほとんどです。 そこからいつの時代までの貨幣が古銭にあたるのか、定義は統一されていませんが、現在使用されている貨幣はすべて戦後のものですので、それ以前までと考えるのが一般的です。ただし、流通量が少ないほど価格は上がり、多いほど下がりますので、古いものほど希少性があるのが一般的です。店によっては、戦後の記念硬貨を扱っている場合もありますが、それらはプレミア目的で購入して大事に保管している人が多いので、値段はあまり付かないのが現状です。

古銭の価値はそれぞれ違う

古銭と一口に言っても多くの種類があります。江戸時代以降の古銭は分類が進んでおり、それを「古銭学」と呼びますが、まだ研究途上にあるのが実際のところです。それでも、まずは状態の良い古銭ほど価値が高いことは覚えておきましょう。さらに古い時代になるほど現在残っているものも少ないので、必然的に価値は上がります。 また、金貨・銀貨ならばその含有量も貨幣により違います。江戸時代初期の慶長小判の金の含有量を100とすると、幕府の財政状況が悪化する幕末期には12.5%にまで下がります。そのため、やはり古い時代のものほど高い価格になります。 保管の際の注意点としては、貨幣を含む金属は湿気と埃に弱いので、保管場所周辺は定期的に空気を入れ替えたり掃除をするなどして、価値を下げないようにしましょう。古銭がありそうな物置や蔵もできれば同様に気を配ってください。古銭は金銭的価値があるだけではなく、貴重な文化財でもありますので、大切に後世に守り伝えていきましょう。